参入障壁と競合優位性
- 2021.08.27
- 雑記

一昨日はうなぎの反省会をしてました!
いやぁ、難しい。
なんか色々な要素もあるし、ライバル店を見ても攻め方が違うし、じゃあうちはどうしたらいいのか?
なんてことを話し合ってました。
私は脇で美味しい鰻を食べてました。笑
参入障壁
飲食店の参入障壁ってありますよね。
簡単に分類すれば、こんな感じでしょうか(ダブるものもありますね)。
●初期投資額
●運転資金
●原料を調達する仕入れルート
●職人の技術が必要なもの
●サービスレベルが必要なもの
●ブランド価値が必要なもの
●ライバルとの優位性
参入障壁と競合優位性の相反
一般的に参入障壁が高ければ高いほど、競合優位性は働きやすくなりますね。
(新店オープンするという前提で、ブランド価値は排除してます)
●例えば、参入障壁が低いものの代表格としては、「カフェ」がありますね。
デリバリー専門店とかフードトラックとかタピオカ屋さんも同じ感じでしょうか。
【投資額】:簡単な内装と椅子と机
【運転資金】:主に人件費
【原料調達】:価格も安く、調達しやすい
【技術やサービス】:比較的簡単
【ライバルとの優位性】:とてもとても難しい!
●逆に参入障壁が高いものの代表格としては、「高級寿司」でしょうか?
【投資額】:高級感に合う内装や設備
【運転資金】:職人の人件費や原材料費?(分からん。笑)
【原料調達】:水産関係の独自のルートを持ってなければならない
【技術やサービス】:寿司を握る技術、高級店に見合う接客
【ライバルとの優位性】:職人の技術、人脈、出身店舗などや店構えが優位性につながる
でも、難しいのは「ブランド」や「仕組み」がなければ競合優位性は「人」に依存する傾向にあり、それはすなわち多店舗展開の難しさや重要な人間がいなくなった時のリスクがあることにもなりますね。
店舗数ってどうなの?
簡単にタウンページで全国の店舗数を調べてみました。
(寿司はピンキリあるので、2万7千件くらいありました)
●カフェ店舗数「約3万件」
●ラーメン店舗数「約2万5千件」
●うなぎ店舗数「約4千件」
ふむ、なるほどなるほど。
では、うなぎを考えてみましょう。
とりあえず2枚写真を差し込みます。
鰻遊記のことをざっくり考えてみます。
(立地やターゲットも入れると複雑化するので、あえて入れてません。)
【投資額】:水炊き料亭のテイストをそのままに、地域の人に親しみやすい外観と内装
【運転資金】:主に原材料費や人件費
【原料調達】:国産の質がいい鰻を仕入れることができる独自のルートを持っている
【技術やサービス】:和食の職人が鰻のさばき、焼きを鋭意修行中。
【ライバルとの優位性】:なんなんだ???
こんな感じでしょうか。
ここで言うライバルとは?の定義にもよりますね。
この優位性の考え方については、こちらの記事に譲ります。
「飲食業における0→1の作り方(前編)」
「飲食業における0→1の作り方(後編)」
ちなみに
水炊きの店舗数「133件」
あくまでタウンページ調べなので、弊社の店舗が網羅されているかどうか不明ですが、ものすごくニッチなところで戦ってます。だからこそこれだけ展開もさせていただけているのかと、改めて思います。
上の項目に当てはめてみると、、、
【投資額】:水炊き料亭として高級感を出すため店舗にしっかりと設備投資をする
【運転資金】:夏と冬の繁忙期・閑散期の差に耐えれるだけの資金力を持ってなければならない
【原料調達】:自社で育てているこだわったブランド鶏を使用している
【技術やサービス】:長年かけて編み出した独自のスープ製法、オリジナルぽん酢や職人が腕を振るったサイドメニューなど充実。
【ライバルとの優位性】:上に書かれていることそのまま。
ここまで育てていただいたお客様に感謝感謝です。
長い年月をかけたお客様との関係、ブランド力も活かしてもっともっと成長していきたいですね。
「ローマは1日にしてならず」
新しいチャレンジも根気強く、しっかりと考え抜いて進めていかなければなりませんね!
新しいマスク入れ出来てました!
切れ端などをまとめた「おすそ分け」。
1000円で、家で美味しく鰻が食べれるのでおススメですよ!
今回のコメハラは山本主任と清原料理長を指名します!