コロナについて分析、思うこと(あくまで私見)

コロナについて分析、思うこと(あくまで私見)

※本投稿は統計数字を利用した趣味の延長線上での投稿であり、現状のコロナ禍に対応されている政府の方策や医療関係者の対応などに対して意見を述べるものではありません。最前線でコロナに対応されている皆様に敬意を表すると共に感謝申し上げます。

時にはまじめな話を~

ということで、コロナのデータをちょろっと自分なりに分析してみましたので、共有します。


こちらの画像は「12月2日時点」における「全国」の「PCR検査実施人数」、「陽性者数」、「退院等」、「死亡」を「独自に集計」したものです。
※出典:厚生労働省オープンデータ(https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/open-data.html)

これを見ると濃厚接触や症状が出てPCR検査を受けた場合、5%弱くらいの確率で陽性反応が出て、そのうち1.5%弱の方が亡くなられるというのが分かります。
ちょっと検索したら上に書いたオープンデータで見れることは分かったのですが、なかなか推移が分かるグラフはありませんでしたので自力で作りました。
汚いエクセルファイルで集計しましたが、興味がある方は一報いただければ送ります。
(データをダブルチェックしてやらんでもないぞ、という方もお待ちしております。(笑)

これが全国のPCR検査数と陽性者数の推移です。

メディアでは日々の感染者数ばかり報道されますが、日々の検査数に関してはあまり報道では見かけないように思います。
1日ずつで追いかけると異常値が悪さをするので、7日間の合計を7で割って7日間の平均を取ってます。

まぁ明らかに第3波と呼ばれる感染者数の増加が確認できますが、それと同時にPCR検査数の増加も見て取れると思います。
自分の周りでも第1波、第2波くらいの時に発熱した人がいましたが、保健所の許可が下りずPCR検査が出来ない!という人がいました。
それが今や「念のためにPCR検査やっときますか」的な感じで検査を受けれると聞きました(あくまで聞いた話)。

では、陽性率はどうでしょう。

これを見ると、やはり第1波の時は、かなりコロナ疑いが強い人に検査を絞っていた「だろう」ということで、陽性率がかなり高くなっています。

第2波の陽性率が一番高いタイミングで約7.5%。
直近の11月下旬のタイミングでもこの7.5%という数字に近くなってきています。

ちなみにこれが累計の検査数と陽性者数ですね。

累計の陽性率。5%弱という数字に収れんしていってますね。

あくまで私見ですが、
PCRの検査数が増えてきたから陽性者数が増えてきた」という見方もできそうです。
そして、
大事なのは日々の感染者数ではなく、ある程度の検査数が担保された上での陽性率が8%以下のレベルで保たれること
と言えそうです(陽性率はもちろん低ければいいですね)。

大事なのは「重症者数」と「医療体制のひっ迫だ!」という点も考えようと思いましたが、病床数などのデータが見つからなかった(×探すのをサボった)ため断念しました。涙

ちなみに「重症者数の推移」は上の出典から引っ張れました。
現在で500人くらい。第1波で既に300人を超えてたのが確かに増えてますが、これが医療崩壊のどれくらい手前かは良く分かりません。
個人的には、全国でたったの500人なんだと思ってしまいますが。
重症者の回復をお祈りします。

これが死亡者と死亡率の推移。
これまでで全国で2,000人強の方がコロナが原因で亡くなられてます。
治療方法もだんだん分かってきたおかげか、死亡率は下がってて1.4%ほどですね。
第1波と第2波の間の死亡率が高いのは良く分かりません。

ちなみにですが、年間死亡者数で言うと肺炎が10万人くらい、自殺者数が2万人くらいみたいです。交通事故での死者数は3千人くらい。
※出典:厚生労働省人口動態統計(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei19/index.html
    警察庁(https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/toukeihyo.html
餅をのどに詰まらせて死ぬ人も数千人いるみたいですね。

今のところはコロナによる死亡者よりその他の要因で死亡する人の方がかなり多いということですね。
でもこれからコロナの感染が爆発して、死亡者も増えて、医療崩壊につながるかも、という意見については良く分かりません。そうかもしれません。

ここからは福岡の状況です。
「福岡県」だといいデータがなかったので、「福岡市」のデータになってます。ご了承を。。。
※出典:福岡市内の感染動向(https://stopcovid19.codeforfukuoka.org/

まずはPCR検査数と陽性者数。
第2波までは全国の傾向と一緒ですが、第3波は抑えられてるような。。。

続いて陽性率。

第2波の時には10%を超える陽性率で危険な状態だったと分かります。
現在は低い!3%ちょっとほど。でも増加傾向にあるので、注意しないといけませんね。

ちなみにこれが累計の検査数と陽性者数。

これを踏まえた福岡の現状に対する私見ですが、
PCRの検査数は第2波と同じくらいだが、陽性率が低く感染者の増加は全国より緩やかである
そして、
ある程度の検査数が担保された上での陽性率が4%以下であり、全国平均に比べても明らかに低い
と言えそうです。

死亡者の推移はデータで取れませんでしたが、現在の累計は59人で死亡率は1.7%ほど。
死亡率は全国より少し高いですが、59人と聞くと少なく聞こえます。

だからと言って、安心していいかどうか、外出や外食していいかどうかは良く分かりませんので、それぞれの判断かと。

いろいろなデータを見ながら分析してみた上での個人の私見ですが、
「コロナによる死亡」自体をそれほど恐れる必要はないと思います。
だからと言って、経済活動を優先すべきとの意見という訳ではありません。
(もちろん、ほんとは経済活動優先してほしいですが)

一番怖いのはコロナという目に見えない恐怖に支配されて、人間としての大切な感情を失うことです。
感染者に罪はないと思いますし、万が一自覚がない感染者がクラスターを起こしたとしても、その人を責めるべきではないと思います。

出来るだけの感染予防と体調管理をしっかりとした上で体調が悪いと感じたら療養し、専門家の指示に従う。
周りに体調不良者がいたとしても差別をせずに健康を気遣い、回復を祈る。それだけです。
自分もそうありたいな、と。

もう年の瀬も近づいてきました。
弊社は繁忙期真っただ中ですが、このまま無事に年を越せるように願います。
このブログを見ていただいている皆様も健康に過ごせますように!

ちょっと気になって調べて記事を書き始めたらこんなに長くなってしまいました。反省。
長文、駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

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